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人事事務のキャリアアップに役立つ資格・試験5選まとめ

マイナビキャリレーション編集部
人事事務 資格 試験

人事事務、人事アシスタント、労務事務という仕事に就くために資格は必要ありません。派遣社員であれば、未経験歓迎の求人も多いでしょう。しかし、持っていると転職・就職で有利に働いたり、キャリアアップのために役立つ資格というものは存在します。

本記事では人事事務に関連する資格を目的別に3つに分類し、それぞれについて詳しく紹介していきます。人事事務の仕事を通して人事という仕事の魅力に触れ、人事の世界でのキャリアアップを志す人は少なくありません。そんな時はこの記事で紹介する資格に積極的にチャレンジしていきましょう。

目次

人事事務に関する資格は3つの目的別に考えるのがポイント
人事事務に転職・就職するためのPCスキルに関する資格
マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)
労務管理のスペシャリストになるために必要な資格
社会保険労務士
衛生管理者(第一種及び第二種)
人事でのキャリアを広げるために役立つ資格
キャリアコンサルタント
メンタルヘルス・マネジメント検定
資格を取って「人事事務」から「人事」へとキャリアアップ

人事事務に関する資格は3つの目的別に考えるのがポイント

繰り返しになりますが、まず大前提として知ってほしいのが、人事事務、人事アシスタント、労務事務という仕事に就くために必要な資格は存在しないということです。無資格でも未経験でも人事事務の仕事をすることはできます。ではなぜ、マイナビキャリレーション編集部がこのようなページを用意したかというと、人事事務になるために、さらには人事事務の仕事からキャリアを伸ばしていくために有効な資格というものが存在するからです。

人事事務資格取得の目的

人事事務と資格の関係は目的別に3つに分けて考えるのがポイントです。第一の目的は「人事事務に転職・就職するため」。人事事務の仕事には必ずPCを使った業務が付いて回ります。「マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)」などの、PCスキルをアピールするための資格を持っていると、採用選考の際に有利に働くでしょう。

2つ目の目的は「労務管理のスペシャリストになるため」。人事事務の主な仕事内容は、社会保険手続きや給与計算などの労務管理です。人事事務の実務で培った経験や得た知識は、「社会保険労務士」「衛生管理者」といった専門性の高い資格の取得に大いに役立つでしょう。これらの資格は労務管理に関する実務、専門知識を持っていることを証明してくれるものとなるので、労務管理のスペシャリストとしてのキャリアアップを後押ししてくれます。

3つ目は「人事でのキャリアを広げるため」。人事の仕事は労務管理だけではありません。人事事務として働く中で、採用・雇用、教育・育成、制度・環境の整備などの仕事に携わることもあるでしょう。人事のより広い領域でキャリアを伸ばしていきたいと考える人も少なくないはずです。そんなときに取得を検討したいのが「キャリアコンサルタント」「メンタルヘルス・マネジメント検定」といった資格です。以降では、それぞれの資格について詳しく解説していきましょう。

人事事務に転職・就職するためのPCスキルに関する資格

人事事務、人事アシスタント、労務事務への転職・就職には、一定のPCスキルが必須といっても過言ではありません。事実、これらの職種の求人情報を検索すると、エクセル、ワードに関する一定の使用スキルが採用条件として設定されていることがほとんどです。資格が必要なわけではありませんが、接客業や販売業の経験しかなくPCを使った業務に自信のない人は、勉強の意味も込めて資格取得にチャレンジしても損はないでしょう。

マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)

マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)

「マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)」は、エクセル、ワード、パワーポイントといった、マイクロソフト オフィスの各種ソフトの使用スキルを証明してくれる資格・検定です。企業からの認知度が高い資格なので、資格を持たずに「エクセルもワードも使えます」と伝えるよりも、採用選考時に有利に働く可能性は高いでしょう。試験内容は、各ソフトとそのバージョン、難易度によって分かれており、人事事務への転職・就職のためであれば、エクセル、ワードの最新バージョンの「スペシャリストレベル(一般)」「エキスパートレベル(上級)」にチャレンジするのがおすすめです。

また、マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)は、人事事務だけでなくあらゆるオフィスワークで役に立つ資格です。この資格を取得した従業員の88%が「仕事の成果が上がった」と回答している調査もあるほど。将来の転職やキャリアップのためにも積極的に勉強・取得してみるといいでしょう。

マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)

  • 主催/運営:株式会社 オデッセイコミュニケーションズ
  • 受験料:
    [スペシャリストレベル(一般)] 各ソフト10,584円
    [エキスパートレベル(上級)] 各ソフト12,744円(すべて税込み・一般価格)
    ※Word 2013、Excel 2013のエキスパートレベル(上級)は、Part1、Part2に分かれており、各10,584円
  • 受験資格:特になし
  • 実施時期:[全国一斉試験] 月1〜2回、[臨時試験] 試験会場ごとに設定
  • 試験時間: 50分
  • 合格率:−
  • 合格基準:−

労務管理のスペシャリストになるために必要な資格

人事事務や人事アシスタント、労務事務の仕事に転職・就職した人の代表的なキャリアパスとして、労務管理のスペシャリストになるという道があります。例えば、「社会保険労務士」という国家資格を取って社会保険労務士になれば、労務管理にかかわる書類の作成だけでなく、お金をもらって書類の作成代行や労務管理のコンサルティングなどが行えるようになります。人事事務の経験を活かしてキャリアを築いていきたい人は、ここで紹介する2つの資格をチェックしておいてください。

社会保険労務士

社会保険労務士

労務管理に関する資格の最高峰といえるのが「社会保険労務士」です。国家資格であり、この資格を持っていることで、労務管理のスペシャリストであることを証明できます。人事や労務関係での転職・就職をする際には確実に有利に働くでしょう。

また、社会保険や給与計算に関する書類の作成代行、労務コンサルティング業務で、独立開業することもできるようになります。ただし、社会保険労務士として報酬を得て活動するためには、「試験合格に加えて法律が定める2年以上の実務経験」もしくは「試験合格後の事務指定講習の終了」が必要です。ちなみに厚生労働省が発表している統計データ「賃金構造基本統計調査(2016年)」によると、従業員10人以上の企業で働く社会保険労務士の月収は34万1,000円となっています。

社会保険労務士の試験では、「労働基準法及び労働安全衛生法」「雇用保険法」「健康保険法」「厚生年金保険法」などといった、労働、雇用、社会保険に関する法律の知識が幅広く問われます。合格率は6.8%となっており難易度も高めです。合格するためには、人事事務として労務管理の実務を行いながら、しっかりとした事前学習をする必要があるでしょう。

社会保険労務士

  • 主催/運営:国家試験
  • 受験料:9,000円
  • 受験資格:一定の学歴もしくは実務経験、国家試験合格実績(詳しくは「社会保険労務士試験オフィシャルサイト」を参照)
  • 実施時期:年1回(毎年4月中旬に日程が発表される。多くの場合、8月下旬に実施)
  • 試験時間: 選択式 80分、択一式 210分
  • 合格率:6.8%
  • 合格基準:選択式試験で総得点24点以上かつ各科目3点以上(雇用保険法および健康保険法は2点以上)、択一式試験で総得点45点以上かつ各科目4点以上(厚生年金保険法は3点以上) (2017年度実績、合格発表日に公表される)

衛生管理者(第一種及び第二種)

衛生管理者(第一種及び第二種)

「衛生管理者」とは、「健康に異常がある者の発見及び処置」「作業環境の衛生上の調査」「作業条件、施設等の衛生上の改善」「労働衛生保護具、救急用具等の点検及び整備」といった、労働者や職場の安全・衛生を管理する人のことで、常時50人以上の労働者を使用する事業上にはひとり以上の衛生管理者を置くことが法律で定められています。「第一種衛生管理者」の資格を取ると、あらゆる業種・事業場で衛生管理者になることができ、「第二種衛生管理者」の資格では、有害業務と関連が少ない情報通信業、金融・保険業などの事業場で衛生管理者になることができます。

出題範囲は、「労働衛生」「関連法令」「労働生理」の3分野。国家資格でありながら、合格率は第一種衛生管理者で45.5%、第二種衛生管理者で55.5%と、難易度はさほど高くないので、積極的にチャレンジするといいでしょう。労務管理に関連する職場でキャリアアップを目指すなら、きっと役に立ってくれるはずです。

衛生管理者(第一種及び第二種)

  • 主催/運営:国家試験
  • 受験料:6,800円
  • 受験資格:一定の学歴と実務経験(詳しくは「公益財団法人 安全衛生技術試験協会のWebサイト」を参照)
  • 実施時期:毎月1〜5回実施(試験会場によって異なるほか、出張特別試験あり)
  • 試験時間:
    [第一種衛生管理者] 180分
    [特例 第一種衛生管理者] 120分
    [第二種衛生管理者] 180分
  • 合格率:
    [第一種衛生管理者] 45.5%
    [第二種衛生管理者] 55.5%
  • 合格基準:科目もしくは範囲ごとの得点率が40%以上かつ、その合計が60%以上であること

人事でのキャリアを広げるために役立つ資格

続いて紹介するのは、人事の世界でより幅広く活躍するために役立つ資格です。採用や雇用、人事企画、人材育成といった業務に興味を持ち始めたら、勉強をし始めてもいいでしょう。ここでは、近年、注目度が高まっている、「キャリアコンサルタント」「メンタルヘルス・マネジメント検定」という2つの資格・検定を紹介します。

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタント

「キャリアコンサルタント」とは、キャリアや職業選択に関する相談に応じ、助言や指導を行うことで、従業員や求職者のキャリア形成を支援する専門家。2016年から国家資格となっており、キャリア形成、能力開発に関する知識や相談対応のスキルなどを確実に証明することができます。人材を育成し、従業員が仕事をとおして自己実現できるように支援するのも人事の重要な仕事です。人事事務から人事へとステップアップするうえで役立つことの多い資格といえるでしょう。

試験科目は、学科試験、論述試験、面接試験に分かれており、面接試験の内容はキャリアコンサルティングのロールプレイと口頭試問。相談者の問題を的確に捉えられているか、相談者の成長につながるような回答ができているかといった点が評価対象となるため、知識の詰め込みだけでは容易に取得できない資格となっています。

キャリアコンサルタント

  • 主催/運営:国家資格
  • 受験料:
    [学科] 8,900円
    [実技(論述試験・面接試験)] 29,900円
  • 受験資格: 一定の講習・講座の終了、もしくは実務経験(詳しくは「特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会のウェブサイト」を参照)
  • 実施時期:
    [学科・実技(論述試験)] 年4回(2月、5月、8月、11月)
    [実技(面接試験)] 年4回(3月、6月、9月、12月)
  • 試験時間:
    [学科] 100分
    [実技(論述試験)] 50分
    [実技(面接試験)] 20分
  • 合格率:
    [学科] 62.7%(2017年11月〜12月実績)
    [実技(論述試験・面接試験)] 70.7%(2017年11月〜12月実績)
    [学科・実技同時受験] 53.6%(2017年11月〜12月実績)
  • 合格基準:
    [学科] 100点満点中70点以上
    [実技(論述試験・面接試験)]
    150点満点中90点以上。ただし、論述試験の満点の40%以上かつ、面接試験の評価区分の「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」の各区分において満点の40%以上の得点が必要

メンタルヘルス・マネジメント検定

メンタルヘルス・マネジメント検定

社員の精神的な健康を維持し、心地よく働いてもらえる環境を整備するのも人事の重要な役割のひとつです。近年は、政府も労働者のメンタルヘルス対策を強化しており、2015年からは労働者が50人以上いる事業所に対して、年に1度のストレスチェックの実施を義務付けました。

「メンタルヘルス・マネジメント検定」は、社員のメンタルヘルス維持のために何をすべきかを体系的に学べる検定です。社内での役割ごとに「III種(セルフケアコース)「II種(ラインケアコース)」「I種(マスターコース)」という区分があり、人事担当者として受験するなら「社内のメンタルヘルス対策の推進」を目的としているI種(マスターコース)がおすすめです。

I種(マスターコース)の試験は選択問題、論述問題で構成され、「企業経営におけるメンタルヘルス対策の意義と重要性」「メンタルヘルスケアの活動領域と人事労務部門の役割」「ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識」といった幅広い範囲から出題されます。合格率は18.7%と難易度も高めなので、公式テキストなどを使用してしっかりと事前準備をする必要があるでしょう。

メンタルヘルス・マネジメント検定

  • 主催/運営:大阪商工会議所、施行商工会議所
  • 受験料:
    [III種(セルフケアコース)] 4,320円
    [II種(ラインケアコース)] 6,480円
    [I種(マスターコース)] 10,800円
  • 受験資格:特になし
  • 実施時期:年2回(3月、11月)※3月はIII種、II種のみ
  • 試験時間:
    [III種(セルフケアコース)] 選択問題 120分
    [II種(ラインケアコース)] 選択問題 120分
    [I種(マスターコース)] 選択問題 120分、論述問題 60分
  • 合格率:
    [III種(セルフケアコース)] 75.7%(2017年11月実績)
    [II種(ラインケアコース)] 51.1%(2017年11月実績)
    [I種(マスターコース)] 18.7%(2017年11月実績)
  • 合格基準:
    [III種(セルフケアコース)] 100点満点中70点以上
    [II種(ラインケアコース)] 100点満点中70点以上
    [I種(マスターコース)] 選択問題、論述問題の合計150点満点中105点以上。ただし、論述問題で25点以上の得点が必要

資格を取って「人事事務」から「人事」へとキャリアアップ

人事は会社の最も大切な財産である「ヒト」を扱う仕事。人事事務として転職・就職をし、人事の仕事の一端に触れたことによって、人事という領域でもっと高みを目指したい、もっと仕事の範囲を広げたいと思うようになる人は少なくありません。そんなときに役に立ってくれるのが資格です。人事事務、人事にかかわる資格は難易度が高いものが多いため、「私には無理」と思ってしまうかもしれませんが、人事事務の実務経験が理解促進に大いに役立ってくれます。人事の世界でのキャリアアップを考えている人は、積極的にチャレンジしてみましょう。

この記事を書いた人

マイナビキャリレーション

マイナビキャリレーション編集部

マイナビキャリレーション編集部は、運営元であるマイナビキャリレーションのキャリアアドバイザーやアナリスト、プロモーションチームメンバーで構成されています。事務職としてキャリアアップを目指す皆様へ有意義な情報を届けられるよう日々奮闘中です。

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