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派遣社員も健康保険に加入できる?国民健康保険との違いは?

派遣社員と健康保険

働き方が多様化する中で、派遣社員という働き方を選ぶとき、保険の加入について気になる人も多いのではないでしょうか。たとえば健康保険は正社員だけのものと思っている人も多いようです。しかしこれは誤った認識。派遣社員も健康保険には加入できます。ただし注意が必要なのは、一定の条件を満たしていなければならないということです。派遣社員は正社員と違って雇用契約の内容が個人によって大きく異なるため、その契約内容によっては健康保険に加入できる人とできない人がいるのです。本記事では、健康保険に加入するための条件に加えて、国民健康保険と健康保険の違いを解説していきます。

※本ページの解説は以下の派遣労働者を前提としています。

  • 使用される事業所が健康保険の適用事業所である
  • 65歳未満かつ、学生、日雇労働者、季節労働者、船員ではない
  • 使用される事業所が臨時事業のものではなく、所在地が一定している
  • 使用される事業所が国民健康保険組合の事務所ではない
  • そのほか、本文で記載されている以外の除外条件が適用されない

目次

派遣社員も条件を満たせば健康保険に加入できる
雇用契約期間による派遣社員と健康保険の関係
マイナビキャリレーションで働くと健康保険はどうなる?
健康保険と国民健康保険は何が違う?
病気やケガ、出産のときにも安心できるマイナビキャリレーションの無期雇用派遣

派遣社員も条件を満たせば健康保険に加入できる

自分が病気やケガをしてしまったときに、とても心強いのが公的医療保険です。公的医療保険に加入していると、医療機関で治療を受けたときの治療費の自己負担額が3割で済んだり(自己負担額は年齢等によって異なります)、長期の入院などをして治療費が高額になってしまったときに自己負担額を大幅に安く抑えることができるようになります。日本では、「国民皆保険制度」という仕組みが採られており、日本の国民はすべてなんらかの公的医療保険に加入していなければなりません。

公的医療保険にはさまざまな種類があるのですが、代表的なのは自営業の人やフリーランスの人などが加入する「国民健康保険」と、民間企業に勤めている人が加入する「健康保険」の2種類です。冒頭で触れた通り、派遣社員でも一定の条件を満たしていれば健康保険に加入できます。もし、加入資格を満たしていない場合は、国民健康保険もしくは日雇特例健康保険に加入することになります。では、健康保険への加入資格とは、どのようなものなのでしょうか。具体的には以下の通りです。

健康保険への加入資格

  1. 雇用契約期間が2ヵ月を超える、もしくは2ヵ月を超える見込みがある
  2. 契約で決められた1週間の労働時間が、一般の社員の3/4以上である
  3. 契約で決められた1ヵ月の労働日数が、一般の社員の3/4以上である

契約で決められた1週間の労働時間及び1ヵ月の労働日数が、一般の社員の3/4未満であったとしても、以下の条件をすべて満たしている場合は健康保険への加入資格を得られます。

  1. 契約で決められた1週間の労働時間が20時間以上である
  2. 雇用契約期間が2ヵ月を超える、もしくは2ヵ月を超える見込みがある
  3. 1ヵ月の賃金が88,000円以上である
  4. 常時101人以上の健康保険の被保険者を使用している派遣会社、もしくは100人以下で健康保険への加入について、労使合意した派遣会社に勤めている
  5. 学生ではないこと

言葉だけの説明だと少し理解しづらいかもしれません。そこで、派遣社員として働く場合に問題になりやすい雇用契約期間に絞って図で解説していきましょう。労働時間と労働日数は、一般社員の3/4以上であるという条件を満たしていることとします。

雇用契約期間による派遣社員と健康保険の関係

雇用契約期間による派遣社員と健康保険の関係

Aさんの場合、派遣会社での勤務開始当初から雇用契約期間が2ヵ月を超えているため、派遣社員として働き始めてすぐに健康保険に加入することが可能です。

Bさんは雇用契約期間2ヵ月で派遣社員として働き始め、その後、契約を更新していません。雇用契約期間が2ヵ月以下となるので、健康保険に加入することはできません。

Cさんは、派遣会社での勤務開始後の雇用契約期間が2ヵ月以内ですが、2ヵ月を超える見込みがある雇用契約を締結しているため、派遣社員として働き始めてすぐに健康保険へ加入できます。

Dさんは、契約を更新せずに1ヵ月ごとの雇用契約を繰り返しています。このような働き方の場合、健康保険には加入できません。

マイナビキャリレーションで働くと健康保険はどうなる?

派遣社員と健康保険の関係がわかったところで、続いては具体的にマイナビキャリレーションで就業した場合の健康保険について見ていきましょう。マイナビキャリレーションは派遣社員の中でも無期雇用派遣という働き方を提供するサービスです。無期雇用派遣では派遣会社と期間を定めずに雇用契約を結ぶことになります(マイナビキャリレーションで就業する場合、雇用契約を結ぶ派遣会社はマイナビワークスです。)。期間を定めずに雇用契約を結ぶ、ということは、健康保険の加入資格である「雇用契約期間が2ヵ月を超える、もしくは2ヵ月を超える見込みがある」を満たしているということです。

続いて、労働時間と労働日数について考えてみましょう。マイナビキャリレーションで紹介している仕事はほとんどの場合、フルタイムの勤務になっています。そのため、ほとんどの人が「契約で決められた1週間の労働時間が、一般の社員の3/4以上である」「契約で決められた1ヵ月の労働日数が、一般の社員の3/4以上である」という条件もクリアすることになります。つまり、マイナビキャリレーションで就業した場合、無期雇用派遣として働き始めた当初から、健康保険に加入できるのです。健康保険の保障内容は国民健康保険や日雇特例健康保険よりも、手厚いものになっています。就職・転職後すぐに健康保険に加入できるのも、マイナビキャリレーションの魅力の1つといえるかもしれません。

健康保険と国民健康保険は何が違う?

このページの最初に、公的医療保険の代表的なものに自営業の人やフリーランスの人などが加入する国民健康保険と、民間企業に勤めている人が加入する健康保険があると書きました。それではいったい、国民健康保険と健康保険にはどのような違いがあるのでしょうか。そのほかにも公的医療保険には、公務員や私立学校の教職員などが加入する「共済組合」、船員の人などが加入する「船員保険」などがあるのですが、ここでは派遣社員として健康保険に加入するメリットをわかりやすくするために、国民健康保険と健康保険を比較しながら解説していきます。

健康保険と国民健康保険を比べるうえで大きなポイントとなるのが、保障内容の違いです。基本的に健康保険の保障内容は、国民健康保険の保障内容+αの内容になっています。健康保険と国民健康保険のおもな保障内容を一覧表にまとめたのでチェックしてみましょう。健康保険のほうが手厚い保障になっているのがわかるはずです。

保障内容 概要 国民健康保険 健康保険
一般的な治療費 病気やケガをして医療機関で治療を受けたときの治療費の負担が一部分だけになる(小学校就学前は2割負担、7歳〜69歳は3割負担、70歳〜74歳は所得に応じて、2割もしくは3割負担、75歳以上は所得に応じて1割もしくは3割負担)。
高額療養費 長期入院などで医療費が高額になってしまったときに、一定の自己負担限度額を超えた部分について、払戻しを受けられる。
傷病手当金 病気やケガをして長期間働くことができなくなり、収入が減ってしまったときに、決められた期間内において、月給の2/3程度の手当金が支給される。 ×
出産育児一時金 被保険者本人及び、その被扶養者が出産をしたときに、子ども1人につき42万円が支給される(産科医療補償制度に加入されていない医療機関等で出産された場合は40.4万円となります。)。
出産手当金 出産のために会社を休むことになり、収入が減ってしまったときに、決められた期間内において、月給の2/3程度の手当金が支給される。 ×
  • 高額療養費における自己負担額、傷病手当金、出産育児一時金、出産手当金の支給額は、個人の年齢や所得、そのほかの条件によって異なります。
  • 保障内容は保険者によって異なります。

上記以外にも国民健康保険の保障内容と健康保険の保障内容にはさまざまな違いがあるのですが、ポイントといえるのが「傷病手当金」と「出産手当金」の有無。国民健康保険には傷病手当金、出産手当金がないのが一般的なのに対し、健康保険には用意されているのです。この2つは、働けなくなってしまったときの収入減を補うためのもの。働く人にとってとても心強い保障といえるのではないでしょうか。

また、国民健康保険は保険料を全額自己負担しなければならないのに対し、健康保険は保険料を勤務先の会社と半分ずつ支払う仕組みになっています。健康保険は保障内容が手厚い分、国民健康保険よりも保険料が高くなってしまうのが一般的です。しかし、自分と会社とで保険料負担を分け合うことで、個人にかかる負担が少なくて済むようになっているのです。少ない負担で手厚い保障を受けられるのが健康保険であると覚えておくといいでしょう。

病気やケガ、出産のときにも安心できるマイナビキャリレーションの無期雇用派遣

マイナビキャリレーションでは、未経験からでも挑戦できる事務職の仕事を主に紹介しています。また、マイナビキャリレーションで就業すると雇用期間の制限がない無期雇用派遣という働き方になるので、入社時から健康保険に加入することができます。健康保険に加入していれば、傷病手当金、出産手当金を受け取れるので、万が一、病気やケガ、出産で一時的に働けなくなったとしても、一定の収入を維持することができるのです。このような手厚い保障があれば、これから長期的に安定して働くうえで、とても心強いのではないでしょうか。仕事もプライベートも充実したい、今後も長く働くことで将来的にはキャリアアップも目指したいと考えている人には、マイナビキャリレーションが提供する無期雇用派遣はぴったりの働き方といえるかもしれません。

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