幼稚園教諭から未経験の経理事務へ!周囲のサポートを受け、新しい自分を見つける - 食品会社勤務
幼稚園教諭から未経験の事務職に挑戦し、現在は食品グループ会社の経理部門で働いているNagaiさん。経理の経験はありませんでしたが、本人の適性と周囲のサポートにより、現在は1人で仕事を任されるまでに成長しています。異業種からのチャレンジはどのようなものだったのか、そして経理の仕事を通じてどんなことを学んだのか、Nagaiさんに聞きました。
プロフィール
- M.Nagaiさん(食品グループ会社の経理部門に勤務中)
- 幼稚園教諭を4年ほど経験したあと、ワークライフバランスを見直すためにマイナビキャリレーションで未経験からの事務職にチャレンジ。
異業種からの転職に抱える不安を、CAが払拭してくれた
── マイナビキャリレーションとの出会いを教えてください。
事務職への転職を考えているとき、SNSの広告でマイナビキャリレーションのセミナーが目にとまったのがきっかけでした。コロナ禍で未経験や正社員の募集がとても少ないと感じており、なにより、異業種からの転職は不安がとても大きかったんです。そんな中、マイナビキャリレーションで無期雇用派遣という働き方があることを知り、詳しく聞いてみよう、とセミナーに参加しました。
── 未経験から事務職を目指すようになったのは、どのようなきっかけがあったのでしょうか?
前職は幼稚園教諭をしていました。子供の成長に携わる仕事で、とてもやりがいを感じていたのですが、残業や休日出勤が多く、家でも準備をしないと間に合わない状態でした。さらにコロナ禍でオンライン保育が始まるなど、仕事量が増えてしまって。プライベートの時間を確保したい思いから、転職を決意しました。
私の周りで事務職に就いている人に話を聞いてみると、仕事とプライベートを両立させている人が多く、自分もこういう働き方をしてみたいと思いました。幼稚園でも簡単な事務作業を担当しており、黙々と1つの作業に集中するのは得意だったので、事務職を目指すことにしました。
── 事務職の実務経験がない中で、マイナビキャリレーションの選考では自分のどんなところを強みとしてアピールされましたか?
まったく違う業種なので、アピールポイントには悩みました。そこで「社会人になって身に付けたことは何だろう?」と改めて立ち返り、「報告・連絡・相談」ではないかと思い当たりました。幼稚園は少ない人数で多くの園児を見る必要があります。安全に関わることもあり、普段から報告・連絡・相談について厳しく指導されてきたんです。
セミナーでは「事務職は縁の下の力持ち」という言葉を聞きました。そうした役目ならば、報告・連絡・相談がなおさら大事なのではないか。そう考えて、アピールポイントに加えました。マイナビキャリレーションのキャリアアドバイザー(CA)の方からは、選考後すぐにフィードバックがあり、「こんなに親身になって考えてくれるんだ」と驚きましたね。
── 現在は食品グループ会社の経理部門にお勤めです。ポジションが「経理」だと知らされたとき、率直にどう思われましたか?
これまでの経験がちゃんと加味されていると感じました。CAさんは「幼稚園で簡単な事務をしていたそうだけど、具体的にどんなことをしていたの?」と、私の過去の経験を深く聞いてくださったんです。幼稚園では保育教材の会計を長くやっていたこと、学生時代の就職活動では金融系も検討していたことをお話ししたので、こうした内容を踏まえた結果が「経理」なのだろうと理解しています。
経験から学び、できることが増えていくのが嬉しい
── 普段はどのようなお仕事をされていますか?
2021年4月に入社し、買掛金の商品の照合業務および支払業務を担当しています。簡単に言うと、メーカーから届く請求書の内容と、社内で計上した数字が合っているかをチェックする仕事です。商品や数量が違う、計上はあるけど請求がないなど、トラブルが発生した場合は原因を突き止め、差額をゼロにした状態で支払の申請を行います。
数字を扱うことに抵抗はないのですが、最初は経理の専門用語が理解できず苦労しました。職場では社員の方が1対1でついてくださって、わからないことがあればすぐに聞ける体制でしたので、徐々に慣れていった形です。
── ほかにも、実際に経理の仕事をやってみて大変だったことはありますか?
お金を扱う仕事ですので、ミスが許されないプレッシャーを常に感じています。金額が大きい請求書もあり、ゼロが1つ違うだけで大変なことになりますから。実際、これまで何度か小さなミスをしてしまったのですが、入社後の1年間は申請前に社員の方にチェックしていただいたおかげで、大事には至りませんでした。日々、繰り返しの作業が続くので、慣れによるミスを引き起こさないように、緊張感を持って仕事に臨むよう心がけています。
また、最近は作業を効率化するためにExcel(エクセル)を勉強しています。取引の量が多い照合作業では、Excelのデータ抽出などを活用しなければいけません。もともと、Excelは苦手であまり使いこなせていなかったのですが、CAさんからもアドバイスをいただきながら、奮闘しているところです。
Nagaiさんの1日
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8:15
出社。
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8:30
仕事スタート。
調査部署やメーカーから届いているメールをチェック。 -
9:00
自分が担当する請求書の処理。
内容を照合し、問題がなければ支払申請を行う。 -
10:30
請求書の内容と社内の数字に差異を発見。
原因について調査部署に依頼。 -
12:00
ランチ。
自席で作ってきたお弁当を食べる。コロナ禍に入社したので、なかなか同僚とランチに行けないのが寂しい。 -
13:00
午後の仕事スタート。
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13:30
部署に届いた請求書やFAXを、80人ほどいる担当者に振り分ける。
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15:00
チームミーティングに出席。
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16:00
再び請求書の照合・支払業務。
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17:30
終業、退社。
残業はほぼなし。
── どんなときに今の仕事のやりがいを感じますか?また、今後の目標はありますか?
自分1人で原因を突き止めて、差額を合わせて支払まで完了できたときは、やはり達成感がありますね。入社当時に比べ、できることが増えているのが素直に嬉しいです。最近では照合に時間がかかる仕入先を担当することも増えてきて、仕事を任せてもらえることにやりがいを感じています。
せっかく経理の仕事が楽しくなってきたので、今後は簿記の資格を取れたらと考えています。仕事に慣れてきたとはいえ、まだメーカーからの問合せなどが理解できない場面がありますから。資格の勉強を通じて知識を得て、独り立ちできるようになりたいですね。
── 最後にマイナビキャリレーションで働くことを検討している人にメッセージをお願いします。
マイナビキャリレーションは研修や適性検査といった入社前のサポートだけでなく、実際に勤めてからのフォローも充実しています。私のような未経験でも事務職を始められたのは、CAさんのアドバイスやフィードバックのおかげです。未経験からの転職に不安を覚える人も多いと思いますが、安心してマイナビキャリレーションに応募してもらえたらと思います。
担当CAからのコメント
Nagaiさんは、穏やかで人当たりがよく、とても誠実な印象をお持ちの方でした。
当社の未経験事務セミナーにご参加いただいたことがきっかけで、その後の面接や選考に進んでくださったことを覚えています。当時は幼稚園教諭をされていたため、事務職未経験であることに大きな不安を感じていらっしゃいました。Nagaiさんの配属先は、次の3点を重視し「経理事務」のポジションにご案内しました。
- コツコツとしたルーティン作業が得意だということ
- 前職で会計業務に携わっていたこと
- 新卒の就活時には金融系の企業を検討されていたこと
未経験であっても、一からしっかりと教えてくれる環境であれば、経理業務にチャレンジできると考えました。配属先からは、業務に対する前向きな姿勢があり、着実にスキルを身に付けてくださっているとの評価をいただいております。
Excelや簿記の経験は今後の武器になるので、引き続きスキルを磨いてご活躍されるよう応援しています!!