【すぐに使える例文つき】営業事務の志望動機の書き方と重要ポイントを解説
営業事務は、営業部門において欠かせない存在であり、商品のスムーズな提供や顧客対応の面で重要な役割を果たしています。企業の売上アップ・成長にも貢献できることから、数ある事務職の中でも特にやりがいを感じられる仕事と言えるでしょう。
それでは営業事務として企業に応募する際、どのような志望動機がよいのでしょうか。営業事務の仕事内容や平均年収とあわせて、志望動機で重要な4つのポイントやすぐに使える志望動機の例文を紹介します。
目次
営業事務とは?まずは仕事内容を理解しよう
営業事務とは、営業部門・営業職の人たちの後方支援・バックアップを担う職種です。たとえば、以下のような業務が挙げられます。
営業事務の仕事内容
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- 書類作成(見積書・契約書・発注書・申込書・納品書・受領書・請求書など)
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- データ入力
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- 顧客や在庫等の管理
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- 電話応対、来客応対
営業事務は、一般事務と比較して、社外のお客様と直接コミュニケーションを取る機会が多く、営業の仕事にも深く関わることからビジネスセンスやマナー・知識が多く求められる点が異なります。また、一般事務は個人作業になりがちですが、営業事務は営業スタッフや営業部門の他メンバーとも関わる機会が多いことから、チームの一員として働くという点も大きな違いと言えるでしょう。同じ部署のメンバーとの連携による業務効率の向上なども営業事務の仕事の1つです。
ちなみに、営業事務の平均年収は約360万円となっていますが、スキルやキャリア次第ではそれ以上の年収を得ることも可能です。
営業事務の仕事内容や給料事情について詳しく知りたい方は次の記事もご覧ください。
営業事務の志望動機でおさえておきたい4つのスキル
営業事務の仕事に特別な資格は必要ありません。しかし、営業事務の適性があるかどうかの判断材料として志望動機でチェックされることが多いので、次のスキルについてはしっかり身につけて、アピールしましょう。
作業の正確さ
営業事務の仕事で何よりも重要視されるのは、ミスをせず正確な作業ができることです。
顧客情報の管理、請求書や見積書の作成、契約書の確認など、正確さやスピードが求められる業務が多くあります。間違いが生じると、取引先との信頼関係に影響を与えるだけでなく、会社全体の業務にも悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、正確に作業をこなす能力をアピールすることは、志望動機において重要なポイントとなります。具体例として、これまでの職務で細かいデータ入力や書類の確認業務を担当していた経験を挙げ、注意深さやミスの少なさを強調すると効果的です。
コミュニケーションスキル
営業事務の採用選考の際には接客経験が評価されやすいため、飲食業や販売業などで培ったコミュニケーションスキルがあれば積極的にアピールしましょう。
営業事務は、各種事務業務と合わせて営業部内のメンバーやお客様とも接点の多い仕事です。そのため、営業の仕事への理解やセンス、さらにコミュニケーションスキルも求められます。
PCスキル
営業事務は、資料や書類作成の業務も多いことから、PCスキルがあることも大きなアピールポイントになります。PowerPoint、WordやExcelに加え、専用の顧客管理ツールや、営業支援ツールなども使いこなせるPCスキルがあれば志望動機で強調しましょう。
臨機応変な対応力
営業事務の仕事には、書類等の作成だけではなく、担当者やチームと連携してお客様の対応をすることも含まれます。特に、お客様の都合を優先して活動するという特性を持った営業部門では、業務マニュアルやルールよりもお客様の要望にできるだけ添って対応することが最優先となるケースも少なくありません。
想定外の事態が起こった場合でも可能な方策を見出しスマートに処理できる臨機応変さも営業事務に求められます。これまで接客業や営業などの経験があり、その場に応じた柔軟な対応に自信があるならば、志望動機においてしっかりアピールしましょう。
すぐ使える志望動機の例文
次に、具体的に経験者・未経験者別に営業事務の志望動機の例文を4つ紹介します。上記の重要ポイントをおさえて作成することで、採用担当者に刺さる志望動機となることでしょう。
経験者向け/自身の経験とスキルをアピールした例文
私が貴社の営業事務職を志望する理由は、これまで培ってきた営業事務のスキルを活かし、貴社の成長とお客様満足度向上に貢献できると感じたためです。
これまでリテール営業部門にて書類・資料作成や顧客対応を担当し、効率的な事務処理や柔軟な対応力を培ってきました。また、私は常にお客様目線を大切にし、迅速かつていねいな対応を心がけてきました。
理念として「お客様第一主義」を掲げている貴社において、これまで培ってきた私の経験がさらなる顧客満足度の向上に貢献できると考え、貴社を志望しました。
経験者向け/コミュニケーションスキルをアピールした例文
私が貴社を志望する理由は、貴社は営業部門が多く、営業スタッフも多いことから私の営業事務としてのコミュニケーションスキルやスケジュール管理スキルを活かせる職場と思ったからです。
私はこれまで法人営業部門の営業事務として多いときで7人の営業スタッフをサポートしていました。担当した営業スタッフがそれぞれスムーズに気持ちよく仕事ができるようにと、営業スタッフに合わせて作成した資料や書類、スケジュール管理は、営業スタッフから高い評価を得ています。このように営業事務として培った経験やスキルは貴社の営業力アップに貢献できると考え、志望いたしました。
未経験者向け/営業事務を志した理由をアピールした例文
私が貴社の営業事務を志望したのは、営業職の経験を活かして営業職のサポートを行い、貴社の利益に貢献したいと考えたからです。
私は、現在の会社で4年間営業として勤務してきました。実際に自分が営業として働いている中で、業務に集中できる環境づくりや人をサポートしてくれる営業事務の仕事次第で取引の内容・結果も大きく変わると実感することが少なくありませんでした。そんな営業事務の仕事に魅力を感じるようになり、キャリアチェンジを希望しています。
未経験者向け/他事務の経験をアピールした例文
私が貴社の営業事務職を志望する理由は、営業スタッフと協力しながら企業に貢献できる営業事務への魅力を感じたからです。
私は一般事務として現在の会社で3年勤務し、主に社内の各種届出書類の管理や社内で使用する書類等の点検・管理を行ってきました。しかし、毎日の仕事で自分が勤める会社に貢献できているかがよくわからないことに疑問を感じ始め、営業スタッフをバックアップしながら営業部門のチームのメンバーと一丸となって働くことができる営業事務の仕事をしたいと思い、貴社を志望しました。
志望動機に関するよくある質問
Q.1事務職の実務経験がなくても、営業事務へのチャレンジはできるのでしょうか?
事務職の実務経験がなくても営業事務へのチャレンジは十分に可能です。
確かに転職では実務経験があることは高く評価されるポイントです。しかし、実務経験がない方でも、これまでの業務経験を振り返り、営業事務に通ずる業務や、関連する領域の知識や経験があれば評価されるケースも多いです。
しかし、未経験で不安と感じているなら、まずは正社員よりも採用・就業のハードルが低く、未経験者を歓迎しているケースも多い派遣社員の仕事から始めてみるのもよいでしょう。一度、実務経験を積めば未経験というハンデがなくなり、チャレンジもしやすくなります。
マイナビキャリレーションでも未経験からの営業事務職へのチャレンジをサポートしています。雇用期間の制限のない社員(無期雇用派遣スタッフ)として入社し、安定して働きながら営業事務としてのキャリアアップを目指しましょう。
Q.2採用担当者は志望動機のどんなところを気にしていますか?
営業事務は、一般事務と比べて正確性やコミュニケーションスキル、PCスキル、ビジネスマナーなどさまざまなスキルが求められる職種です。また、営業に関する知識や理解も求められます。
そのため、採用担当者は業務や自社とのミスマッチを防ぐため主に志望動機では以下の点をチェックしています。
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- 必要な各種スキルを保有しているか?
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- 記載内容が具体的か?
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- 営業職への理解があるか?
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- 福利厚生や賃金など条件面にこだわりすぎていないか?
採用担当者は、志望動機を見て「総じて採用するメリットがあるか?」を判断します。つまり、採用担当者が重視するポイントをおさえておけば、採用担当者への訴求力の高い志望動機を作成することができます。
詳細についてはマイナビキャリレーションのキャリアアドバイザーからお伝えすることも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
採用担当者への訴求力の高い志望動機を作成して営業事務としてのキャリアをスタートしましょう
営業事務は、会社が行う取引を支える各種資料や書類を作成するだけでなく、部署内やお客様との信頼関係構築にも大きな役割を担う重要な仕事です。営業に裏側から深く関わることから、さまざまな経験を積み、センスを磨いて将来的には営業職として活躍したいと考えている方にもうってつけの職種でもあります。
そんな営業事務の仕事に就くためには、採用担当者に刺さる志望動機を作ることが欠かせません。今回解説した4つの重要ポイントや例文を参考に、魅力的な志望動機を作成しましょう。
営業事務として働きたいならぜひマイナビキャリレーションにご応募ください。マイナビキャリレーションでは、営業事務の仕事に欠かせないビジネスマナーやビジネスコミュニケーション、PCスキルについての研修も用意しており、未経験者をしっかりサポートいたします。「未経験だから」「スキルが不安だから」と諦めず、ぜひ営業事務の仕事にチャレンジしましょう。
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