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医療事務の給料はどのくらい?雇用形態別の状況や、給料を上げる方法も紹介!

マイナビキャリレーション編集部
医療事務 給料

医療事務は病院やクリニックなどの医療機関で働く事務職のことです。医療機関は全国にあり、日常的に利用する機会も多いため、事務職の中でもとくに医療事務は身近な存在といえます。

若い女性や子育て中の女性を中心に人気のある医療事務の仕事ですが、収入はどの程度得られるのでしょうか。この記事では、医療事務への就職や転職を考えている方に向けて、気になる医療事務の給料に関する情報をお伝えします。

目次

医療事務の平均の給料はいくら?

まずは、医療事務の収入について、実態を見てみましょう。マイナビキャリレーションを運営しているマイナビワークスが保有している膨大な求人データをもとに割り出した、医療事務の平均年収、平均月収、平均時給は以下のとおりです(2024.11.11時点)。

これらの給料は高いのでしょうか、それとも安いのでしょうか。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

医療事務の平均の給料

医療事務の平均時給

医療事務の平均時給は1,401円です。小売りや飲食、製造などのアルバイトの時給と比べると高いかもしれませんが、一般事務や営業事務など、ほかの事務職の種類と比べるとやや低い水準となっています。

平均時給が低くなる要因の1つとして考えられるのは、医療事務はアルバイト・パート、派遣社員での求人が多いことです。

医療事務の平均月給

医療事務の平均月収は207,718円です。月収も、ほかの事務職の種類と比べるとやや低めです。

ただし、この数字はあくまで求人情報をもとに出した平均値です。実際には、正規採用の職員であれば賞与や各種手当がついて、年収を12ヵ月で割るともっと高い金額になることもあります。また、医療機関の種類や地域、経験年数や勤務形態などによっても金額は大きく変わってきます。

医療事務の平均年収

医療事務の平均年収は3,070,574円です。年収もほかの事務職と比べて低めですが、これも勤務形態としてアルバイトやパート、派遣社員の割合が多いことが影響している可能性があります。

条件のよい医療機関や地域を選び、正規採用の職員として管理職などに昇進すれば、もっと高い年収を得られることも期待できます。

雇用形態で医療事務の給料は変動するのか

結論からお伝えすると、雇用形態によって医療事務の給料は変わってきます。

まず一般的に最も高い給料を得られるのは正社員です。月給制で賞与や昇給の機会もあるため、安定した雇用と収入が期待できます。ただその反面、職務内容が多岐にわたり、責任が重い一面もあるでしょう。

派遣社員の給料は、正社員と比べると一般的に低い傾向ですが、時給制のため特定のスキルや経験がある場合は高めに設定されることもあります。また契約期間が定められていることが多く、雇用の安定性は高くありませんが、通勤先や勤務条件を柔軟に選べるのはメリットと言えるでしょう。

アルバイトやパートの給料に関しては、時給制で、地域や職場によって異なるものの、正社員や派遣社員よりも低いのが一般的です。雇用の安定性も低く、福利厚生もない場合が多いですが勤務時間やシフトが調整できるため、限られた時間で柔軟に働きたい人には向いているでしょう。

いずれの勤務形態も、メリット・デメリットの両面があります。医療事務として働くうえで、自分がどのような条件を重視したいかをよく考えて、勤務形態を選ぶとよいでしょう。

ちなみに、正社員での就職は難しいけれど、未経験から医療事務として安定した条件で働きたい、という人には、マイナビキャリレーションが提供するサービス「無期雇用派遣」という働き方もおすすめです。ぜひ選択肢の1つとしてご検討ください。

医療事務として給料を上げるためには

医療事務として働き、給料を上げていくためには、スキルや知識を高め続ける努力が欠かせません。では、具体的には何をすればいいのでしょうか。

以下にその一部を紹介しますので参考にしてみてください。より詳しい情報を知りたい方は、リンク先の記事も参考にしてください。

知識やスキルを身に付ける

医療事務として給料アップを目指すには、確かな知識やスキルを身に付け、職場での信頼を得るのがいちばんです。職場に欠かせない人材として認められれば、将来的な昇給や昇進も期待できるでしょう。

医療事務として欠かせない知識としては、「診療・薬剤に対する知識」「医療保険制度に関わる知識」があります。医療事務の仕事で医療行為に直接かかわることはありませんが、患者さんが受けた診療の内容をまとめた「レセプト(診療報酬明細書)」の作成や点検を行うには、診療内容や薬剤に関する知識、そして診療報酬自体に関する知識が不可欠です。また、医療保険制度は医療事務の業務の根幹にあり、患者さんへ制度の説明をする機会も多いため、熟知しておく必要があります。

スキルの面でいうと、最も重要なのはコミュニケーションスキルです。相手の要望を汲み取って的確な対応ができることはもちろん、患者さんやその家族の不安を和らげるようなワンランク上の対応や、難しい専門用語をかみ砕いて伝えることができる言語化能力も求められます。また、予想外の事態にも焦らず、相手や状況に合わせた臨機応変な対応ができることも重視されます。

資格を取得する

より条件のよい職場に転職して収入アップを狙うなら、ワンランク上の知識・スキルの習得を目指して資格の勉強をするのがおすすめです。

実務経験が少ない人や、小さい組織で限られた業務にしか携わったことのない人でも、資格取得の勉強をすることで体系的に医療事務の知識を身に付けることができます。医療事務の仕事をするのに資格は必ずしも必要なものではありませんが、資格を持っていればあなたの知識やスキルを客観的に証明できるのはもちろん、「知識やスキルを高め続ける意欲を持った人材である」という印象を採用担当者に与えることも期待できます。資格は転職活動において、強力な武器となるでしょう。

数多くある医療事務関連の資格の中でも、医療現場における評価が高く、採用や給与面で優遇されるケースも多いと言われているのが「診療報酬請求事務能力認定試験」です。ほかにもさまざまなレベル・内容の資格が存在するので、自分の経験や目指すキャリアに合ったものを受験するとよいでしょう。

医療事務の1日のスケジュール

実際に医療事務として働く人は、どのようなスケジュールでどのような業務を行っているのでしょうか。未経験から医療事務として就職した方の1日をご紹介します。

医療事務の1日のスケジュール

自分が病院で働いている場面が具体的に想像できてきたでしょうか。

なお、レセプト業務には締め切りがあり、提出前に業務が集中することもありますが、一般的に医療事務は残業が少なく、ワークライフバランスを整えやすい職種です。実際の仕事は、医療機関の種類や規模、雇用形態や所属部署によっても異なるため、これはあくまで1つの例と考えてください。

よくある質問

最後に、医療事務への転職希望者からよくある質問と、マイナビキャリレーションのキャリアアドバイザーからの回答をご紹介します。

Q.1医療事務の仕事では社会保険に加入できますか?

正規雇用のフルタイム勤務であれば、社会保険に加入できます。アルバイトやパートタイム勤務の場合は、勤め先の規模や労働時間などの条件によって、社会保険に加入できるかどうかが変わってきます。応募する際は、募集要項などで事前に確認するようにしましょう。

派遣社員の場合は、派遣会社の社会保険に加入できる場合がありますが、これも加入できるかどうかは派遣期間や労働時間などの条件によって異なります。派遣会社に確認してみてください。

Q.2医療事務の勤務体制について知りたいです。有給休暇は取れますか?

正社員だけではなく、派遣社員、パートタイム、アルバイトなど、雇用形態に関わらず、一定の条件を満たしていれば有給休暇を取得する権利があります。

2019年4月からは年10日以上の有給休暇が付与される労働者に対して、雇用主は年5日の有給休暇を確実に取得させることが義務付けられました。この法改正により、すべての雇用形態において有給休暇の取得が促進されています。

給料だけじゃない魅力がたくさん!医療事務を目指そう

医療事務は事務職の中でも一般の方と接する機会が多く、ホスピタリティを発揮できる仕事です。医療機関の中で働くことで、地域の健康と安心を守るやりがいも実感できるでしょう。

ほかにも、家の近くで働ける、残業が少なく安定しているなど、医療事務の魅力はたくさんあります。努力次第で給料アップの可能性もあるので、事務職に興味のある方は、ぜひ「医療事務」を目指してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

マイナビキャリレーション

マイナビキャリレーション編集部

マイナビキャリレーション編集部は、運営元であるマイナビキャリレーションのキャリアアドバイザーやアナリスト、プロモーションチームメンバーで構成されています。事務職としてキャリアアップを目指す皆様へ有意義な情報を届けられるよう日々奮闘中です。

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