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【体験談あり】無期雇用派遣はやめとけと言われる理由は?デメリット・メリットを徹底解説

マイナビキャリレーション編集部
無期雇用派遣 やめとけ

無期雇用派遣は、一般的な登録型派遣と比べて安定した雇用条件から、近年注目されている働き方です。

しかし、「無期雇用派遣って何?」と疑問に思って調べると、「やめとけ」「デメリットしかない」など、ネガティブな意見もネット上に多く見られます。実際のところはどうなのでしょうか。

この記事では、「無期雇用派遣はやめとけ」と言われる理由や、無期雇用派遣で働くデメリットとメリット、実際に働いている人の声などを通して、その実態を徹底解説していきます。

目次

無期雇用派遣とは

無期雇用派遣とは、派遣会社と期間の定めのない雇用契約を結び、派遣スタッフとして働く仕組みのことです。

一般的な登録型派遣(有期雇用派遣)で働くときは、派遣会社に登録すると、派遣先企業に勤務している期間のみ派遣会社に雇用されます。派遣期間が終わると派遣会社との雇用契約も切れるため、次の派遣先が決まるまでは無職の状態となります。

それに対して無期雇用派遣の派遣スタッフは、派遣期間が終わって次の派遣先が決まるまでの待機期間も含めて、派遣会社に常時雇用されている状態です。収入や福利厚生が途切れることはなく、次の派遣先も比較的短期間に決まるのが一般的です。

無期雇用派遣はやめとけと言われる3つの理由

安定して就業できるという面では魅力的な無期雇用派遣ですが、その反面、登録型派遣で得られるメリットが無期雇用派遣では得られない場合もあります。

そこがデメリットと受け取られ、「やめとけ」と言われる理由に繫がっていると考えられます。登録型派遣ではなく無期雇用派遣を選ぶ際のデメリットは、主に以下の3つです。

1働き方の自由度が低い

1つめは、「派遣」という言葉から連想する自由な働き方が、無期雇用派遣では難しいという点です。

一般的な登録型派遣では基本的に、勤務日数や勤務期間を派遣スタッフが選択できます。プライベートとの両立のために週に2~3日だけ働きたい、派遣先との契約が終了した後はしばらく働かずに長期の旅行に出たいなど、自由なライフスタイルも実現可能です。

しかし、無期雇用派遣の場合は派遣会社に常時雇用され、待機期間にも給料が発生するため、派遣会社側はできるだけ切れ目なく派遣スタッフが派遣先企業で働いている状態を望んでいます。そのため、登録型派遣と比べて無期雇用派遣では、働き方の自由度は必然的に低くなります。

2採用選考に落ちる可能性がある

無期雇用派遣で働くためには、通常、派遣会社による採用選考を通過する必要があります。登録型派遣のように、個人情報やスキル・経験を登録すれば登録完了というわけではありません。

無期雇用派遣スタッフとして採用されるには、通常の転職活動と同様に、エントリー・書類選考の後に、数回の面接を通過する必要があります。もちろん、求められるスキルや働く意欲が不足しているとみなされれば、選考に落ちる可能性もあります。

無期雇用派遣は登録型派遣と比べて採用のハードルが高いという点も、「やめとけ」という意見に繫がっていると考えられます。

3自分が希望していない職場へと派遣されることも考えられる

働き方と同様に、職場選択の自由度が低くなることも、無期雇用派遣は「やめとけ」と言われる理由の1つです。

登録型派遣の場合、スキルさえあれば勤務地や業種など、希望に合った派遣先を選ぶことができます。派遣会社から紹介された仕事が自分の希望に合わないときは、無収入になっても構わないのであれば辞退することもできます。

しかし無期雇用派遣の場合は派遣会社から常時雇用されているため、派遣会社からの業務命令には基本的に従う必要があります。そのため、自分の希望に合わない職場へと配属される可能性もあります。

デメリットをカバーする、無期雇用派遣の魅力(メリット)とは?

ここまで、無期雇用派遣のマイナス面について見てきて、「やっぱり無期雇用派遣はやめておいたほういい?」と思った方もいるかもしれません。しかし、一般的な登録型派遣と比べて、無期雇用派遣という働き方にいくつかのデメリットがあるものの、それを上回る魅力があることも事実です。

ここからは、無期雇用派遣で働くメリットについてご紹介していきます。

1月給制、ボーナスで収入が安定する

無期雇用派遣で働くうえでの最大のメリットは、収入が安定するという点です。

登録型派遣の給料は基本的に時給制ですが、無期雇用派遣は月給制が基本です。月給制は勤務日数にかかわらず給与が一定なので、夏季休業など派遣先企業自体の休業日がある月や、祝日の多い月などでも収入が減ることはありません。

また、無期雇用派遣では正社員のような賞与制度が設けられているのが一般的です。年に数回など、タイミングが決まっていることが多いので、毎月の給料と合わせて支出の計画が立てやすくなります。

2同じ職場で長期間、働くことができる

無期雇用派遣スタッフは「派遣の3年ルール」に縛られないという点も、メリットの1つです。

派遣社員は「同一の組織で3年以上勤務することができない」と、労働者派遣法によって定められています。ただし、これは不安定な雇用条件のもとで労働者が働き続けることを防ぐためのルールなので、派遣会社に期間の定めなく雇用されている無期雇用派遣スタッフには適用されません。

同じ職場に長く勤めることができる無期雇用派遣なら、安定的な人間関係の中で特定の分野のスキルを磨くことができます。短期間でキャリアが途切れてしまうという派遣社員の不利益が解消されている点は、無期雇用派遣ならではの魅力と言えるでしょう。

3未経験からでもチャレンジしやすい

未経験からの転職が難しい分野でも、無期雇用派遣ならチャレンジしやすいという点もメリットです。

正社員の中途採用では即戦力となる経験やスキルを持った人材が優遇されますし、登録型派遣も基本的には「すでに持っているスキルや経験を生かして働く」ということが前提となっています。しかし、無期雇用派遣なら、未経験でも事務職など人気の職種で働くチャンスがあります。

派遣会社からのキャリア支援を受けながらスキルや知識を身に付け、一人ひとりの希望や適性にあったキャリアを長期的に構築できることは、無期雇用派遣の大きなメリットです。

4研修やキャリアアドバイスを受けられる

前の項目とも関連しますが、派遣会社が用意する研修やキャリアアドバイザーとの面談など手厚いキャリア支援を受けられることは、無期雇用派遣ならではの魅力です。

たとえ希望の職種につくための経験やスキルが不足していても、意欲や適性があれば、必要な知識やスキルは派遣会社が用意する研修を通して就業前に身に付けることができます。

たとえば、マイナビキャリレーションでは、派遣先企業での就業前にはビジネスマナー、ビジネスコミュニケーション、PCスキル研修、就業後にはキャリアアドバイザーによるキャリアカウンセリングや、自己学習用のeラーニング研修などを提供しています。

無期雇用派遣に向いている人とは?

ここまでの解説で、無期雇用派遣にはデメリットがある反面、大きなメリットもあることが理解いただけたかと思います。

実は、無期雇用派遣は人によって向き不向きの大きい働き方です。そのため、向いている人にとってはメリットが多い反面、向いていない人には「デメリットしかない」と感じられてしまう場合もあるのです。実際に無期雇用派遣で働き始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔することがないよう、向いている人・向いていない人の特徴を確認しておきましょう。

無期雇用派遣に向いている人の特徴

  • 同じ職場で長期間、働き続けたい人
  • 未経験からでも目指したい人
  • 手厚い研修、キャリアへのアドバイスを望む人
  • 将来的に正社員を目指したい人
  • 安定した給与制度を求める人

無期雇用派遣に向いていない人の特徴

  • 自由な働き方がしたい人
  • 職場の同僚と同水準の収入を求める人
  • 自分の裁量が多い仕事の進め方を望む人

それぞれの特徴について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

将来的に活躍できる人材になるために意識したいこと

この記事をここまで読んで、「自分は無期雇用派遣という働き方が向いていそうだ」と思った方もいるのではないでしょうか。

ただ、「正社員よりも楽に働けそう」「登録型派遣よりも安定していそう」といったイメージだけで無期雇用派遣を選ぶと、スキルやキャリアに変化のないまま、同じ職場で年齢だけを重ねてしまうリスクもあります。

ここでは、無期雇用派遣で事務職としてのキャリア構築を目指す方が心がけたい3つのポイントをご紹介します。

キャリアプランを設計する

無期雇用派遣のメリットを最大限に生かしながら、計画的にキャリアを構築するために、まずは自分が5年後、10年後にどのように働いていたいのか、キャリアプランを設計しましょう。

実現したいキャリアを描けたら、いまの自分に足りないものや、今後必要になるスキルや経験が見えてくるはずです。わからないことがあるときは、派遣会社のキャリアアドバイザーに相談してみてもいいでしょう。

派遣先企業で働く際にも、自分のキャリアプランを意識することが、主体的な行動や環境からの学びに繫がり、業務評価にもプラスの影響を与えることが期待できます。

パソコンスキルを磨く

パソコンスキルは事務職全般で求められ、将来的に事務職以外のオフィスワークを目指す場合にも必須となるスキルです。業務で必要となる最低限のスキルは、派遣会社が提供する研修や、派遣先企業での実務を通して身に付けることができますが、プラスアルファのスキルを持てるかどうかは、自分の努力や心がけしだいです。

体系的なパソコンスキルを身に付けるには、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)など資格取得の勉強をするのもおすすめです。知っていると便利な機能やショートカット、Excel(エクセル)の関数を使いこなせるかどうかで、業務のスピードや品質に差がつきます。

コミュニケーション能力を磨く

活躍できる事務職として信頼を得るために最も重要なスキルは、「コミュニケーション能力」です。指示されたことを的確に理解し、相手が期待する結果を出せることはもちろん、相手の状況を汲み取って先回りして動くことができれば、高い評価を得られるはずです。

また、あなたがいるだけで職場の雰囲気がよくなるような、ムードメーカーとして認められれば、どこの職場でも歓迎されるでしょう。職場の中で信頼を得るためには、日ごろからの挨拶や、笑顔での受け答え、ていねいな言葉遣いなど、基本的なビジネスマナーをおろそかにしないことが大切です。日々の地道な積み重ねで、コミュニケーション能力に磨きをかけましょう。

実際に無期雇用派遣で事務職として働いている人の声

実際に無期雇用派遣で働き始めるときには、どのようなプロセスを踏むのでしょうか。マイナビキャリレーションの無期雇用派遣で事務職として働いている人に、当初不安だったことや、現在のやりがいについて聞きました。

経験の浅さへの不安も充実したサポートで解消。新たな職場でキャリアアップに励む

Kさん(金融機関の窓口サポート→営業事務)

前職は信用金庫で窓口サポートの業務を経験し、やりがいは感じていたものの、安定した休みとプライベートの時間を確保したいという思いから転職を決意しました。正社員の募集がなかなか見つからず、「安定して働ける」というメリットに惹かれて無期雇用派遣で事務職を目指すことに決めました。

新卒入社から半年での転職だったため、社会人経験の浅さやスキル不足が不安でしたが、マイナビキャリレーションのていねいな選考過程や、キャリアアドバイザーさんとのコミュニケーションを経て、安心感を持って一歩踏み出すことができました。現在はノベルティグッズの制作会社で営業事務を担当し、お客様からの感謝の声にやりがいを感じながら、派遣先で正社員になることを目指して業務に励んでいます。

異業種からの転職。前職での経験も生かしながら、経理事務としてのキャリアを踏み出す

Mさん(幼稚園教諭→経理事務)

前職は幼稚園教諭でした。子どもの成長に携わる仕事でとてもやりがいを感じていましたが、残業や休日出勤、持ち帰り仕事が多かったため、仕事とプライベートの両立を目指して転職を決意しました。

マイナビキャリレーションで事務職を目指すことに決めたものの、まったくの異業種だったため、アピールポイントには悩みました。選考過程やその後のコミュニケーションでは、前職で報告・連絡・相談を大切にしていたこと、保育教材の会計を長くやっていたことなどをキャリアアドバイザーさんに伝えた結果、食品グループ会社の経理部門に配属されることが決まりました。経理の仕事は初めてで最初は不安もありましたが、社員の方やキャリアアドバイザーさんにもサポートしていただき、苦手なExcelも勉強しながら奮闘中です。

よくある質問

最後に、無期雇用派遣についてよくある質問と、マイナビキャリレーションのキャリアアドバイザーからの回答をご紹介します。

Q.1無期雇用派遣から正社員になれる可能性はあるのでしょうか?

無期雇用派遣のスタッフを正社員として採用する制度のある企業であれば、無期雇用派遣から正社員になれる可能性はあります。

無期雇用派遣は「やめとけ」と言われる理由の1つに、「無期雇用派遣から正社員にはなれない」という説がありますが、これは間違いです。マイナビキャリレーションの無期雇用派遣スタッフが派遣先企業から直接雇用の申し入れを受けることは珍しくありませんし、実際に正社員になった方も多数いらっしゃいます。

もちろん、正社員を目指すのであれば、最初から正社員の募集に応募して採用されるのがベストでしょう。しかし、未経験者可の募集が見つからない、応募しても採用されないなどの場合には、無期雇用派遣で実務経験を積みながら正社員を目指すことも現実的な選択肢です。

担当のキャリアアドバイザーに正社員を目指したいことをあらかじめ伝えてサポートを受け、向上心を持って業務に励むことが、直接雇用への近道となるでしょう。

向いている人にはメリットの大きい無期雇用派遣で、転職を成功させよう

無期雇用派遣にはいくつかのデメリットがありますが、それを上回るメリットもあります。安定した収入を得ながら経験を積みたい人にとって、無期雇用派遣という働き方は最適な選択肢の1つと言えるでしょう。

この記事を読んで無期雇用派遣に興味を持った方は、ぜひマイナビキャリレーションにエントリーしてみてください。転職を成功させるには、キャリアアドバイザーのサポート体制が整った派遣会社を選ぶことが重要です。マイナビキャリレーションでは、あなたにとって最適な派遣先を紹介し、新しいキャリアの一歩をサポートいたします。

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この記事を書いた人

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マイナビキャリレーション編集部

マイナビキャリレーション編集部は、運営元であるマイナビキャリレーションのキャリアアドバイザーやアナリスト、プロモーションチームメンバーで構成されています。事務職としてキャリアアップを目指す皆様へ有意義な情報を届けられるよう日々奮闘中です。

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